見た目が怖い尖圭コンジローマはすぐに治療!

尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルスを病原体とする性感染症です。尖圭の「尖」と言うのは、先がとがっているという意味です。尖圭コンジローマになると、先がとがったイボが外陰部や会陰、肛門周辺にできます。
1つ1つのイボの大きさは、米粒大から親指の頭くらいまで様々です。イボの色は、うすいピンク色から茶色です。
時にはイボがいくつも重なり合って、にわとりのとさかのような形になったり、カリフラワーのように見えたり、お椀を伏せたような形になることがあります。
下着を脱ぐとこのようにイボが出来ていれば、誰でも「えっ、これはいったい何なの」と驚くのが一般的でしょう。しかし、奥の方の自分自身では見えない部分にできた場合は、気がつかないこともあります。

男性では陰茎や亀頭、包皮の内側、陰のうにできることが多いです。時には肛門内や肛門の周辺、尿道口にできることもあります。
女性の場合は、大小陰唇、膣やその周辺、子宮頸部にできることが多く、男性と同様に肛門内や肛門の周辺、尿道口にできることもあります。また、男女ともに稀ですが直腸内にできることもあります。
イボ自体は痛みはなく、特に困るような症状はありません。痛みなどがあったとしても、スルーできる範囲内の軽い痛みです。そのため、受診するのが恥ずかしいなどの理由でかなり大きくなるまで放置するケースも少なくありません。
イボの大きさやイボができた場所によっては、性交時の痛みや性交時の出血などの症状が出ることがあります。また、ジーンズなどの硬い服や患部にピッタリとフィットする服や下着を着用している場合は、擦れると痛むことがあります。
イボは、ヒトパピローマウイルスに感染して約3ヶ月くらいででき始めます。20%~30%は3か月ほどで自然消退しますが、ウイルス自体を完全にやっつけることは難しく、約25%は3カ月以内に再発しています。
やはり痛みなどの症状がなくても、イボに気がついた場合は医療機関を受診して、すぐに治療をするのが賢明です。

尖圭コンジローマに効く治療薬について

尖圭コンジローマになった場合は、女性は婦人科を男性は泌尿器科を受診してください。治療としては、ファーストラインは冷凍療法や焼灼法、イミキモドを含有するベセルナクリームやべセルナ軟膏などの外用薬による治療があげられます。
冷凍療法と言うのは、液体窒素で凍結してイボを取り除く治療法です。焼灼法は電気メスでイボを焼いて切除します。クリームや軟膏でのイボの消失率は約65%です。
べセルナクリームなどのイミキモドの副作用発現率は80%と結構高く、紅斑や表皮が剥けたり、ただれたりすることがあります。

セカンドラインの治療法として、CO2蒸散法があります。イボの周辺の組織を傷つけることが少ない、というメリットがあります。ベセルナクリームなどの薬が肌に合わず、表皮が剥けたりただれたて治療ができなかった人は、CO2蒸散法で治療することが多いです。
また、尖圭コンジローマの原因であるヒトパピローマウイルスには、発がんとの関連を指摘されている型もあります。陰茎がんや子宮頸がんとの関連があるタイプのウイルスもあるということが判っています。
通常、尖圭コンジローマの場合は、6型や11型などのローリスクの型が大半です。しかしヒトパピローマウイルスの16型や18型、31型、52型、58型などでは発がんとの関連が指摘されていて、ハイリスク型と呼ばれています。
また、子宮頸がんや陰茎がんになった人は、これらのハイリスク型のヒトパピローマウイルスに感染していることが多いことも判っています。最近はハイリスク型のヒトパピローマウイルスで尖圭コンジローマになっているケースも増えています。
ハイリスク型のヒトパピローマウイルスに感染して尖圭コンジローマになっていた場合は、定期的な観察も必要になってくるので、痛みなどの自覚症状がなくても、医療機関できちんと調べてもらうことが重要です。

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